\一級建築士・むっちゃんのおうちラボ/
「マンションって選べる幅が少ないし、どの間取りも同じに見える…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
私はハウスメーカーで賃貸や分譲マンション等の集合住宅の設計をしていました。
プロとして図面を毎日見てきた中で
「ここを押さえておけば、暮らしやすさが一気に変わるよ」
というポイントがあります。
今日は だれでもできる“間取りの見抜き方” を、
ゆるっとやさしめに紹介しますね。
最適な広さは?
まずは、各タイプ別に“暮らしやすい広さ”の目安を紹介します。
ここでは ワンフロア(メゾネットでない) を前提にしています。
1K・1ROOM … 27〜35㎡くらい
- 荷物多め、ゆったり暮らしたいなら 30㎡以上 はほしい!
- 洋室が 8畳 あると、ベッド+ソファがしっかり置ける。
1LDK … 40〜45㎡くらい
- 40㎡代前半は少しタイト。(東京だと40㎡未満も多い)
- 45㎡前後あると収納や動線に余裕が出やすい。
- ダブルベッドなら洋室は 6畳程度 が目安。
2LDK … 60〜65㎡くらい
- 60㎡代前半はLDKか洋室のどちらかが少し狭くなりがち。
- 65㎡前後あると収納量や家具配置にゆとりが出る。
- 主寝室は 7畳以上、子ども部屋は 4.5畳以上 が使いやすい。
3LDK … 75㎡前後
- 2LDKに洋室が1つ増えたイメージ。
- キッチンや浴室の広さは、2LDKと共通サイズ設計の場合が多い。
プランを見るときのポイント
広さが十分でも、間取りがイマイチだと暮らしやすさは激減。
ここからは、プロが必ず見る“間取りの要チェックポイント”です。
廊下の長さ
廊下はできるだけ短いほど、そのぶん居住空間を広くできます。
つまり、
✔ 玄関からLDKが近い間取り
が、ゆったりと暮らせるプランのコツ。
LDK
家具を置いたら人が通れない…という間取り、意外と多いです。
間取り図に家具が描かれていない場合は、
自分で家具のサイズを想定してみるのが重要。
● LDKが縦長(ストレート型)の場合
- 幅(芯々):3.0〜3.5m
- 奥行き(芯々):最低6m、できれば6.5m以上
このくらいあると、
4人用ダイニング+3人掛けソファ がきちんと配置できます。
さらに、
✔ ソファの背面に洋室の扉が来ていないか?
も要チェック。生活動線がぶつかりやすくなります。
収納
間取り図上の見た目重視で 収納が極端に少ない プランも多いです。
最低限ほしいのは…
✔ 廊下 or LDKに物入が1つ以上
✔ 各洋室に収納が1つ以上
✔ ウォークインなら 1.4畳以上 が実用的
✔ 洗面所に収納があると生活がかなりラク(ない間取りが多い)
洋室
洋室の形は 正方形より長方形 のほうが家具配置がしやすいです。
ベッドの配置目安は…
- ダブルベッド → 6畳以上
- シングル2台(ツイン) → 長方形で7.5畳以上
洋室は“畳数だけ”で判断せず、
長辺の寸法 を確認しておくと失敗しにくいです。
まとめ
最後に、今日のポイントをぎゅっとまとめます。
マンションの「いい間取り」を見抜く5つのポイント
① 広さの目安を知っておく
1Kなら30㎡前後、1LDKは45㎡前後、2LDKなら65㎡前後あるとゆとりが出やすい。
② 廊下は短いほど良い
玄関~LDKの距離が短いほど、居住空間に面積を使える。
③ LDKは“家具が置ける寸法”になっているか
幅3〜3.5m、奥行き6.5mあると家具配置のストレスが減る。
④ 収納は“量より配置”
廊下・LDK・洋室に最低1つ以上。WICは1.4畳以上だと快適。
⑤ 洋室は長方形がベスト
ダブルは6畳以上、ツインなら7.5畳以上が目安。
広さだけで選ぶと失敗しがちですが、
“暮らしやすさをつくる間取りのポイント” を知っておくと、
物件選びが一気にラクになります。
あなたの物件探しが、もっと楽しく、もっと快適になりますように。
むっちゃんのおうちラボ、次回もゆるっと更新します。


コメント