リビング収納が家の片付けの8割を決める
【一級建築士が解説】収納シリーズ第2回!(1回目はこちら)
今回は、リビング収納(リビクロ)についてまとめます。
どんな家にリビクロは向いている?
- 子どもがいる家庭
- 在宅ワーク用の持ち物が多い人
- 家事を効率化したい人
- 置き家具を減らしてLDKを広く見せたい人
- 片付けにストレスを感じたくない人
リビングが散らかる本当の理由
- 家が散らかる最大の理由=リビングに収納がない
- 収納量ではなく「収納のサイズと配置」が大事
- この記事では 「リビング収納の基本 → リビクロ徹底解説」 の順で深掘りします
リビングに散らかるもの一覧
- 本・雑誌・書類
- チラシ・DM
- 子どものおもちゃ
- 学校セット(ランドセル、上履き袋、教科書など)
- カバン・上着
- リモコン、ゲーム用品
- 充電器・PC周辺小物
- 日常の細かい物(常備薬、ハンドクリームなど)
リビングが散らかる原因
- 定位置がない
- 収納がLDKから遠い
- “とりあえず置き”が発生しやすい
リビングには、「家全体で使うが特に収納場所が決まっていないもの」が集まります。
リビングクローク(リビクロ)とは?
リビクロの定義
リビングから直接使える「大容量のクローゼット」。
家族全員の“とりあえず置き場”をまとめられる最強収納。
WICタイプだけでなく、壁収納タイプも該当します。
置き家具などは含みません。
リビクロがある家は片付けがラク
- リビングの雑多物の定位置ができる
- 上着を掛けられる
- 掃除機や家電の収納にも使える
- 置き家具ゼロでLDKが広くなる
散らからない家に共通する“リビング収納の条件”
置型収納ではなく、リビクロをつくる
家具として収納スペースを作ってしまうとその分、LDKは狭くなってしまいます。
LDKから目に入る距離に収納がある
動線が短い・目に入る=使う、片付けるが自然にできるようになります。
物の定位置も作りやすいです。
扉付き収納で生活感をシャットアウト
引き戸や折戸がベスト
「オープン収納」は散らかりやすいのでおすすめしません。
コンセントの有無で使い勝手が変わる
掃除機、ガジェット類、Wi-Fiなどを隠すことがおしゃれなリビングの第一歩。
リビング収納のおすすめ配置パターン
ワイズタイプ
奥行45〜50センチ程度の収納を幅広くたっぷり取るのがよいかも
メリット
- 奥行き45~50センチは、生活小物でも掃除機でも使えるベストサイズ!
- 廊下に収納がない場合や入れたいものがたくさんある場合はこちらを検討
デメリット
- 収納の前には家具が置けないので幅が大きいと家具配置に制約ができてしまう
- 壁の面積が減ってしまう
- 収納の引き戸や折戸が目立ってしまう
改善案
リビング収納というより、LDK収納にしてしまう!
LDKへの扉入ってすぐに収納を設けることで、動線空間と重なるのでリビング空間を壊さず、かつ収納をしっかりとることができます。
WICタイプ
私は、こちらをおすすめします!!
モノと奥行き
- 15cm:文庫本・トイレットペーパー・文房具・調味料・洗剤・化粧品など
- 30cm:本・雑誌・書類など
- 40〜50cm:小物・家電収納に最適
- 60cm:アウターを掛けるのに最適
サイズ
上記の奥行きの棚・ハンガーパイプを組み合わせて確保しつつ
奥行200cm×幅100cm程度のウォークインタイプがminサイズのイメージ。
手前に日常品、奥に季節モノ(ヒーターや扇風機など)をしまうことができます。
高さ
天井まで(200cm〜270cm程度)
上段に普段使わないものをおけるので天井高は下げないのがおすすめ
扉の選び方
引き戸
- 家具と干渉しにくい
- 開閉が軽い
- 子どもも使いやすい
開き戸
- 費用は安い
- 気密性が高い
- 扉を開ける際にスペースが必要・動線が被るかも
アウトセット引き戸
- リフォーム向き
- 後付けしやすい
- リビングからの見た目は△
リビクロに絶対ほしい追加仕様
コンセント
掃除機充電やガジェット充電、Wi-Fiルーターをリビクロ内で行えます。
掃除機は重たいので壁掛けにする際には下地補強を忘れずに。
(設計者にどうやって使うか共有しておくことが大事)
可動棚
ライフステージでしまう物が変わっても対応しやすい。
ハンガーパイプ
帰宅後の上着をかけれたり、ちょい脱ぎの部屋着をかけれたりと使い勝手抜群です。
まとめ
結論:リビング収納が整うと“暮らしの8割がラクになる”
散らからない家の鍵は「リビング収納」にあります。
お家選び、お家づくりの際は、ぜひ参考にしてみてください。


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